精米歩合とは

雑学

日本酒のラベルに「精米歩合(せいまいぶあい)●●%」と表記されているのに気付いた方がこの記事を読んでるんでしょうね。簡単に言うと「精米」され使われる一粒あたりの米の「割合」です。
精米とは玄米の外側から削って白米にすることですが、この削り具合を表記しているわけです。
精米歩合90%の場合、10%を削って、残った90%の白米を使用している事になります。つまりお酒に使用している一粒の米の大きさだと思えば覚えやすいかもしれません。

精米歩合が違うと、何がどうなる?

一番わかりやすいのが「価格」です。
精米歩合90%と精米歩合10%を比べた場合、9割も使用してるお酒、1割しか使用していないお酒、でも売りに出すお酒の量は同じだとすれば、当然、精米歩合10%の方コスパが悪く当然価格は高くなっちゃいます。
次に「雑味」で、響きだけ聞くとあまり良いイメージを持てない単語ですが、この雑味こそ、色んなお酒の味わいを生んでいる要因でもあります。
最後に香り。精白率(せいはくりつ)が高いほど、香りが華やかになります。削れば削るほど香るってことですね。

銘柄の最後についてる数字

銘柄の最後に数字がついているお酒を見かけたりしますが、それが精米歩合で、「%」を省いたものです。同じ銘柄で精米歩合が違うものが複数あるのが当たり前の日本酒ですから、「純米大吟醸」「純米」などと言い分ける場合と「50」「80」と言い分ける場合などがあります。飲み屋で頼む場合に銘柄と精米歩合で注文した方が個人的には「通」な感じがしちゃいます。

Honey
Honey

純米大吟醸、純米という言葉を使ったから次回は特定名称酒(とくていめいしょうしゅ)について書こうかなぁ