前回は搾りから濾過の醸造前半戦でお酒の種類が色々とあるという話でしたが、今回は醸造後半戦の火入れから瓶詰めまででも色々と種類があるよ!という話。
無濾過生原酒・しぼりたて
前提として前半戦を「無濾過」で通過してきたお酒で、2回の火入れをせず割水(加水調整)もしないで瓶詰めされたお酒です。
「しぼりたて」と瓶に記載されていれば、無濾過生原酒と思って良いです。
搾ったままのフレッシュな風味と凝縮した旨味、濃厚で力強い味わいとなることが多いです。
生原酒
濾過をしたお酒のうち2回の火入れをせず割水(加水調整)もしないで瓶詰めされたお酒です。フレッシュな風味と濃厚な味わいとなることが多いです。
生酒・生貯蔵酒・生詰め酒・1回火入れ
生酒は2回の火入れをしていないお酒
生貯蔵酒は1回目の火入れをしていないお酒(火入れせず貯蔵したもの)
生詰め酒は2回目の火入れをしていないお酒(火入れせず瓶詰めしたもの)
1回火入れと記載されているお酒はどちらかの火入れをしていません。
フレッシュでフルーティーな味わいになる事が多いです。
原酒・無加水酒
割水(加水調整)していないお酒です。調整されたお酒はアルコール度数15度ですが、原酒だと16%以上になることがほとんどで、濃厚で力強い味わいとなる事が多いです。たまに原酒で15%未満のものがあったりしますがレアですね(笑)
その他
色んな言い回しがあるので、この他にもあると思いますが、聞いたことがある範囲で掲載しよう。
火入れ酒:2回の火入れがされている
火入れ貯蔵:火入れ後貯蔵されている
瓶火入れ:瓶詰め後に2回目の火入れされている